シミの治療

シミのとり方

①老人性色素斑


加齢とともに顔のあちこちにでてくる大小の茶色の斑点です。触ってもつるっとしています。ざらつきがある場合はシミではなく
シミイボといわれる脂漏性角化症(老人性いぼ)になります(液体窒素やCO2レーザーによる治療)。
一番効果のある方法はレーザー治療です。当院ではメラニンのみを破壊する波長をもつQスイッチルビーレーザーを使用します。
瞬間的な痛み(輪ゴムではじかれるような)はありますが、氷で冷やしながらおこないます。照射後は徐々に色が濃くなり、黒っぽいうすいかさぶたになります。肌色のテープもしくは専用コンシーラーでカバーしてかさぶたが自然にとれるのを待ちます(10〜14日)。
その後はピンク色から徐々に肌色になります(一部ピンク色から一時的に茶色(炎症後色素沈着)にもどってからうすくなる場合もあります)。
自費治療になります(1mmあたり 1,100円(税込)薬代別)。顔の広範囲に多数のシミがあり、一度に治療したい場合は顔全体あて放題という
方法もあります(顔全体で55000円)。
広範囲に濃淡、大小の混じったシミ・クスミが多数ある場合はまず顔全体に光照射をするフォトIPLをすすめています。即効性はレーザーよりも劣りますが全体に照射できるのとテープを貼るなどのダウンタイムが短くメイクもすぐできます。シミだけでなくコラーゲンを活性化させるなど毛穴やたるみなどに対する肌全般の改善効果があります。フォトIPL照射後(2~3回)残ったシミにレーザーを照射します。
レーザーやフォトIPLのような施術ではなく、日頃のケアでシミをうすくしたい、予防したい場合はトレチノイン(肌のターンオーバーを促進してメラニンを排出させる)やハイドロキノン(新たなメラニンの生成を抑制)の外用やゼオスキンヘルスという選択肢もあります。

②肝斑


シミのような茶色が特徴的な部位(両頬)にのっぺりと広がっています。ホルモンの関係や紫外線、こすりすぎなどの刺激が原因とされています。原因となっている刺激の排除とトラネキサム酸の内服が効果的です。レーザーを照射するとその刺激で逆に濃くなるため、シミと肝斑が混ざっている場合はまず肝斑の治療が優先になります。当院の美容メニューとしては美白コース、ケアシスなどがおすすめです(※レーザートーニングはおこなっておりません)。トレチノインとハイドロキノンの外用も効果があります。

③そばかす(雀卵斑)

鼻から両頬にかけて細かい茶色のシミが点在します。遺伝することが多く、紫外線で濃くなります。気になる無くしたい部分がはっきりしている場合はピンポイントにレーザーを照射するのが最も効果的です。濃淡大小混ざっている場合はまずフォトIPLで全体照射を数回してクスミを改善してからの残っている部分にレーザー治療をするのが効果的です。

料金 フォトIPL(セレックV)1回全顔16,500円(初回のみ12,100円)
Qスイッチルビーレーザー 1ショット1,100円

④真皮メラノサイトーシス(ADM)

両頬に点在し、肝斑や濃いめのシミと間違われることがありますが、少し青みがかった褐色~灰色の色調です。
原因はシミよりもやや深い真皮層にあるメラノサイトなのでQスイッチルビーレーザーが効果的です。シミと異なり、痂皮がとれても(痂皮にならない場合もある)濃い褐色のままで、じわじわと時間をかけて薄くなります。3~4か月おきに3~5回の照射が必要になります(どこまでの改善を希望するかで異なります)。

料金 Qスイッチルビーレーザー 1ショット1,100円

 

※狭い範囲、小さいシミでは、ご希望があれば診察当日のレーザー照射が可能です。広範囲、数が多い場合は予約時間帯(平日14~15時、土曜14時~16時)に施術致します。お電話(078-918-4112 プッシュ番号④)でお問い合わせください。
※フォトIPLは美容専用LINEからのご予約になります。