掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?

手のひらや足の裏に膿(うみ)のような小さな水ぶくれ(膿疱)ができる病気です。見た目は水ぶくれに似ていますが、膿の中に細菌などの感染があるわけではありません。かゆみや痛みがあることもあります。


主な原因

この病気の原因は、まだはっきりとわかっていませんが、以下のようなことが関係していると考えられています:

  1. 喫煙(たばこ):たばこを吸っている人に多いと言われています。
  2. 金属アレルギー:歯の治療に使う金属やアクセサリーが関係していることがあります。
  3. ストレス:精神的なストレスがきっかけになることもあります。
  4. 慢性扁桃炎:のどの病気(扁桃炎)が影響することがあります。

どんな症状が出るの?

  • 手のひらや足の裏に膿疱(うみを含む水ぶくれ)ができる。
  • その部分が赤くなったり、かゆくなったりする。
  • 症状がひどい場合、皮膚が固くなってひび割れることもあります。

治療方法

掌蹠膿疱症は慢性的(長く続くことがある)な病気ですが、症状を和らげるための治療があります:

  1. 外用薬:ステロイドやビタミンDの薬を塗ります。
  2. 内服薬:症状に応じて飲み薬が処方されることもあります。
  3. 禁煙:たばこをやめることで症状が改善することがあります。
  4. 金属除去:歯の金属を変えることで良くなる人もいます。
  5. 光線療法:ナローバンドUVB照射がおこなわれます。