掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?
手のひらや足の裏に膿(うみ)のような小さな水ぶくれ(膿疱)ができる病気です。見た目は水ぶくれに似ていますが、膿の中に細菌などの感染があるわけではありません。かゆみや痛みがあることもあります。
主な原因
この病気の原因は、まだはっきりとわかっていませんが、以下のようなことが関係していると考えられています:
- 喫煙(たばこ):たばこを吸っている人に多いと言われています。
- 金属アレルギー:歯の治療に使う金属やアクセサリーが関係していることがあります。
- ストレス:精神的なストレスがきっかけになることもあります。
- 慢性扁桃炎:のどの病気(扁桃炎)が影響することがあります。
どんな症状が出るの?
- 手のひらや足の裏に膿疱(うみを含む水ぶくれ)ができる。
- その部分が赤くなったり、かゆくなったりする。
- 症状がひどい場合、皮膚が固くなってひび割れることもあります。
治療方法
掌蹠膿疱症は慢性的(長く続くことがある)な病気ですが、症状を和らげるための治療があります:
- 外用薬:ステロイドやビタミンDの薬を塗ります。
- 内服薬:症状に応じて飲み薬が処方されることもあります。
- 禁煙:たばこをやめることで症状が改善することがあります。
- 金属除去:歯の金属を変えることで良くなる人もいます。
- 光線療法:ナローバンドUVB照射がおこなわれます。