耳瘻孔(じろうこう)
耳瘻孔 じろうこう 耳の前の穴


生まれつき耳の前にある小さな穴を耳瘻孔(じろうこう)と言います。見た目は小さい穴ですが皮膚の下でアリの巣のように深いトンネルになっていて、その中に角質がたまりやすく感染すると赤くはれて膿が出ます。
感染せずに経過することもありますが、はれてくる、臭い内容物がでてくるなどの場合は押し出して一時的におさまっても
繰り返すことが多くなります。感染がひどくなると内服薬だけではおさまらず、麻酔をして皮膚を切開して膿を押し出し、洗浄する処置が必要になり、連日の通院となってしまいます。また感染を繰り返した場合は根治のための手術も傷跡が大きくなる、術後感染しやすくなる、再発率が高くなるなどの問題もでてきます。なるべく感染する前に手術でトンネルごと切除することが重要です。
当院における手術治療の流れ
外来受診
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手術の説明、手術日の予約、血液検査
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手術当日
消毒、麻酔の注射(局所麻酔)、手術時間は30~40分、ガーゼをあてる
(抗生物質、痛み止めの内服、当日は入浴・洗髪・飲酒はできません)
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翌日 ガーゼ交換
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術後7日目 抜糸
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術後1か月 経過チェック
手術費用 3割負担で約15,000円
Q1. 耳瘻孔とは何ですか?
耳瘻孔とは、生まれつき耳の前(耳たぶの付け根付近)に小さな穴やくぼみがある状態です。皮膚の下に細い管(瘻管)が続いており、先天的な形成異常の一つです。
Q2. 耳瘻孔は放置しても大丈夫?
多くの場合は無症状で、必ずしも治療が必要な病気ではありません。ただし、瘻管内に細菌が入り込むと、腫れや痛み、膿が出るなどの炎症を起こすことがあります。繰り返す場合は早めの手術をおすすめします。
Q3. 耳瘻孔が炎症を起こすとどうなりますか?
耳の前が赤く腫れ、痛みや熱感、膿が出ることがあります。炎症を繰り返すと、しこりが残ったり、治りにくくなることがあります。
また手術が難しくなったり、術後の再発率が高くなることもあります。
Q4. 耳瘻孔の治療方法を教えてください。
炎症がある場合は、まず抗生剤の内服や切開・排膿で炎症を抑えます。炎症が落ち着いた後、瘻管を根元から完全に摘出する手術が根本治療となります。小さな瘻孔でも奥深くまで続いている場合が多く、取り残しがあると再発しやすいため経験豊富な医師による手術をおすすめします。
Q5. 耳瘻孔の手術は痛いですか?
局所麻酔で行うため、手術中の痛みはほとんどありません。術後に軽い痛みや腫れが出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。
Q6. 耳瘻孔の手術は保険診療ですか?
はい、手術は健康保険が適用されます。自己負担額は手術内容や負担割合により異なります。
Q7. 耳瘻孔は再発しますか?
瘻管を完全に摘出できれば再発の可能性は低いです。ただし、炎症が強い時期に手術を行った場合や、瘻管が残った場合には再発することがあります。
Q8. 耳瘻孔の手術後、日常生活で注意することはありますか?
手術後しばらくは、創部を清潔に保ち、強く触ったり引っ張ったりしないことが大切です。洗髪やシャワーは医師の指示に従って再開します。強い痛みや腫れ、膿が出るなどの症状がある場合は、早めに受診してください。


