骨腫(こつしゅ)

骨腫(こつしゅ)前額骨腫 おでこのできもの たんこぶ

おでこの皮膚の下にできるたんこぶのような硬いできものです。徐々に大きくなることが多く
自然になくなることはありません。粉瘤やデルモイドシスト(類上皮腫)に間違われることもありますが
エコーやCT検査で鑑別できます。

手術はできものの部分に局所麻酔を注射して、おでこのしわに沿うような最小限の
切開からノミを使って骨腫を除去します。多くの場合出血などもほとんどみられず短時間
で終了しますが、術後の圧迫固定が重要です。きずあとはおでこのしわになじむとほとんど
目立ちません。

骨腫の治療は経験豊富な、解剖を熟知した形成外科医
による手術をおすすめします。

~当院での治療の流れ~
手術日時の決定、同意書のお渡し、血液検査
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手術当日、手術室で消毒のあと、局所麻酔の注射
手術(大きくなければ20分くらいで終了)。
当日は入浴、飲酒は禁止。
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翌日、ガーゼ交換
(経過がよければ、入浴可。以降自宅処置。)
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術後1週間後、抜糸。
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術後1か月後、きずあとチェックと病理検査の説明
料金は保険適応で、部位やサイズによって異なります。
3割負担で
約15,000円(病理検査代含)

手術給付金について

生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方は手術給付金が受けられることがあります。
加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい(手術名は骨腫瘍切除術になります)。
医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。